カズオです👍
最近、またこの手のオファーが再燃しているようですね。
「持田有紀子」氏による「3次元ベータトレード」。
投資系の情報を追っていると、数年おきに名前を変えたり、切り口を変えたりして登場する案件があります。
「20年間無敗」「1日1回数値を入力するだけ」
投資の世界に身を置く人間として言わせてもらえば、この手のキャッチコピーを見た瞬間に「またか」とため息が出ます。
ただ、今回少し気になったのは、この案件を批判しているブログの多くが、結局は「自分のLINE」に誘導している点です。
正直、どっちもどっちだなと。
私はLINEへの誘導なんてしませんし、何かを売りつけるつもりもありません。
ただ純粋に、収集したデータと私の経験則から、この案件が「検討に値するかどうか」を検証していきます。
持田有紀子の3次元ベータトレードとは?
まずは、案件の概要を整理しておきましょう。
- 案件名:3次元ベータトレード
- 講師:持田有紀子(アルジャントレード株式会社 代表)
- 手法:株・FX・債券・コモディティなど複数市場の相関性を利用したトレード
- 価格:塾費用 248,000円(+月額サポート費)
一見すると、野村證券出身という経歴や、ZAi FXでのコラム執筆など、権威性があるように見えます。
しかし、経歴が立派だからといって「稼がせてくれる」わけではありません。

でも、元野村證券なら信用できそうじゃない?



そこが落とし穴なんです。金融機関の元プロが、なぜ個人向けの商材屋になるのか。そこを考える必要があります。
株式会社スリーディの特商法と実態
私が検証を行う際、真っ先に見るのが「特商法(特定商取引法に基づく表記)」です。
ここには運営者の本気度と誠実さが如実に表れます。
特定商取引法に基づく表記の確認事項
- 販売業者:株式会社スリーディ
- 運営責任者:小田 匡
- 所在地:東京都渋谷区代々木3丁目57番16号(2024年11月変更)
- 旧住所:東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山1302
- 電話番号:050-5319-5713(IP電話)
住所と電話番号に見る「逃げ道」
まず気になったのが住所です。
旧住所の「ウィン青山」は、有名なバーチャルオフィスです。そして2024年11月に渋谷区へ移転していますが、頻繁な住所変更は、長期的なサポート体制への不安を煽ります。
さらに電話番号は「050」から始まるIP電話。
これらが意味することは一つ。
「いつでも身軽に撤退できる準備ができている」ということです。
数十万円のスクール代金を預かる企業として、固定電話すら設置せず、実体の見えないオフィスで運営している。
この時点で、私なら財布の紐を固く結びます。
「生存者バイアス」に騙されてはいけない
LP(ランディングページ)を見ると、「20年間無敗」「再現性100%」といった強烈な言葉が並んでいます。
ここで少し、冷静になって考えてみてください。
なぜ、そんな夢のような話が存在するのでしょうか?
行動経済学や統計学には「生存者バイアス(Survivorship Bias)」という概念があります。
これは、何らかの選択過程を通過して生き残った人(成功者)だけを分析対象とし、途中で脱落した人(失敗者)を無視することで、誤った判断を下してしまう誤謬のことです。
「私の教え子で成功した人はこんなにいます!」
講師はそう言うでしょう。
しかし、その裏には「言われた通りにやったけれど資金を溶かした人」「再現できずに去っていった人」が何百倍もいる可能性があります。
「無敗」というのも、含み損を抱えたまま決済しなければ「負け」にはなりません。塩漬けにして、たまたま戻ったケースを「勝ち」とカウントしているだけかもしれません。
死人に口なし。
投資商材の世界では、失敗者の声は表に出てこないようになっているのです。
3次元ベータトレードの評判と口コミ
実際にネット上の声を拾い上げてみました。
やはり、厳しい意見が大半を占めています。
ネガティブな口コミの傾向
- 「1日1回入力するだけと聞いていたが、実際は裁量判断が多くて初心者には無理だった」
- 「月利40%なんて夢のまた夢。月利3%もいかない」
- 「サポート期間が終わると、月額9,800円を請求される」
- 「特商法には『利益を保証しない』と書かれているのに、広告では『確実』かのように煽っている」
特に多いのが「裁量要素が多い」という不満です。
「数値を入力するだけ」というシステム的な売り文句で集客しておきながら、実際には相関性を見極めるための高度な知識や経験(裁量)が必要になる。
これでは「看板に偽りあり」と言われても仕方ありません。
商材屋のパラドックス
そもそも論として。
本当にトレードだけで安定して巨万の富を築いている人間が、わざわざ手間のかかる「スクール運営」や「商材販売」をするでしょうか?
答えはシンプルです。
「トレードで勝つよりも、トレードの勝ち方を売る方が、リスクなく確実に儲かるから」
これが商材屋のパラドックスです。
持田氏の実績を否定するつもりはありませんが、過去に「Vガンマトレード」や「3次元FX」など、名前を変えて似たような商材を出し続けている事実。
これは、一つの手法で勝ち続けているというよりは、「商材を売ることでビジネスを回している」と見るのが自然です。
「検証サイト」にも騙されるな
最後に、一つだけ注意喚起をさせてください。
この「3次元ベータトレード」について検索すると、多くの検証ブログがヒットします。
その多くが「詐欺だ!」「稼げない!」と猛烈に批判しています。
そこまでは良いのですが、記事の最後で必ずと言っていいほどこう締めくくられています。
LINEに登録してください あなたの力になります
はっきり言います。
これもまた、別の形の詐欺への入り口です。
彼らは正義の味方ではなく、批判記事でアクセスを集め、不安になったカモを自分のリストに取り込みたいだけ。
誘導された先で待っているのは、さらに悪質な「副業詐欺案件」や「架空の投資話」です。



じゃあ、何を信じればいいの?



「誰か」を信じるのではなく、「事実」と「データ」だけを見てください。甘い言葉には必ず裏があります。
総合評価:私ならどうするか
結論として、持田有紀子氏の「3次元ベータトレード」に参加するかと聞かれれば、私の答えは「NO」です。
判断の理由
- 特商法の表記と広告内容(LP)に乖離がある
- バーチャルオフィスやIP電話など、運営体制に不安要素が多い
- 「誰でも簡単」を謳いながら、実際は裁量判断が必要
- 高額なバックエンド費用がかかる
投資に「絶対」はありません。
もし本当に学びたいのであれば、数十万円も払う前に、まずは書店で数千円の専門書を買って読むことから始めてみてください。
それが一番、投資対効果の高い「投資」になるはずです。











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