カズオです👍
最近、LINEの友だち追加後に「FXで月収100万円」「初心者でも放置で稼げる」というメッセージが、急に増えています。
特に50代〜70代のシニア層に、親しげに「副業で老後資金を増やそう」と声をかけるケースが急増。
画面共有で「このチャート、こんなに利益出てるよ」と見せられ、つい「私もやってみようかな」と思ってしまう…。
でも、その先には、株式会社PHOENIX、浅見俊、そしてFX勧誘案件詐欺という、人生を一気に転落させる罠が待ち受けています。
私は、この手の案件を過去5年間で37件以上調査してきました。
「無料EA」「自動売買」「AIシステム」…どれも、見た目は素晴らしい。
でも、その裏側で起きているのは、金融庁未登録の業者への誘導、個人名義口座への送金、「税金」と称した追加入金。
そして、何より恐ろしいのは——
「あなたの損失が、誰かの報酬になる」
この案件は、単なる「詐欺」ではなく、構造的に設計された養分システムです。
あなたは、ただの「投資家」ではありません。
紹介者のIB報酬を生む「取引量の源」。
相場の逆方向で破綻する口座。
出金できないお金を、何度も何度も振り込ませる「鴨」。
この記事では、株式会社PHOENIXと浅見俊が運営するFX勧誘案件の、全構造を解剖します。
公式サイトのない会社、金融庁に登録されていない証券会社、LINEで「成功者」を演じるサクラ、そして、なぜ「無料」と言いながら60万円の初期費用が必要なのか——すべてを、特商法情報・国民生活センターの報告・IB契約の実態・EAのロジックを突き合わせて暴きます。
運営会社情報:株式会社PHOENIXは存在しない
まず、最初に明確にしておきます。株式会社PHOENIXという法人は、日本の法務局に登記されていません。
WEB上に「株式会社PHOENIX 公式サイト」として表示されているページは、すべてYTK株式会社が運営する「BUZZ AGENT」の一部です。
浅見俊氏は、YTK株式会社の代表取締役であり、この会社が実質的な運営母体です。
では、YTK株式会社の実態を見てみましょう。

YTK株式会社ってどんな会社なんですか?



SNS運用代行が本業の会社です。金融業とは全く関係ありません。
- 会社名:YTK株式会社
- 代表取締役:浅見 俊
- 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-12 玉造ビル2階
- 設立:2020年5月
- 資本金:450万円
- 従業員数:15名
- 事業内容:SNS運用代行事業(BUZZ AGENT運営)
- 公式URL:ytk-inc.net/philosophy/
この「玉造ビル」は、1997年築の一般賃貸事務所ビルです。
バーチャルオフィスではなく、実際にテナントが入っている通常のビルです。
ここが「本社」であることは事実ですが、金融業の本拠地とは一切関係ありません。
株式会社PHOENIXは、存在しないブランド名。浅見俊は、YTK株式会社の代表。この案件の正体は、SNS代行事業を母体とする、金融勧誘ビジネスです。
なぜ「PHOENIX」という名前を使うのか?
それは、Phoenix(フェニックス)=不死鳥というイメージを使い、「一度破綻しても再起する」「強力な自動システム」という印象を植え付けるため。
実際のEAは、一度の逆行で口座を吹き飛ばすものですが。
サービス内容と料金体系:「無料EA」の真実
この案件の最大のトリックは、「Phoenix EAは無料で配布します」という言葉です。
「無料」の裏には、60万円の初期費用、20回のセミナー参加、LINEポケットマネーでの50万円借入が隠されています。
表向きの説明
- 商品名:Phoenix EA(自動売買ツール)
- 対象:XAU/USD(金)
- 取引所:IS6FX(海外FX業者)
- レバレッジ:1000倍
- 想定月利:V1=100%、V2=150%(合計250%)
- 最低証拠金:5万円〜(推奨60万円以上)
- 初期費用:無料(EA本体)
実際の流れ



具体的にどんな流れで進むんですか?



9ステップで徐々に追い込まれます。これを知っておけば防げます。
- LINEで「フェニックス希望」と送信
- 専用リンクでIS6FX口座を開設(このリンクがIB契約の証拠)
- Googleフォームに「紹介者名」を記入(紹介報酬の履歴として保存)
- EAをインストール(有料で代行設定3000円の勧誘あり)
- 5万円〜入金し、稼働開始
- 「出金したい」と言うと、「税金160万円」の支払いを要求
- 「この金額なら勝てる」→60万円追加入金の圧力
- 「LINEポケットマネーで借入して、50万円入れてください」と指示
- 「セミナー20回、全額支払ってください」→総額120万円超
つまり、「無料EA」は、60万円の高額プログラムを購入させるための「餌」です。本当に無料なら、なぜ「紹介者名」を記入させ、なぜ「専用リンク」で口座開設を強要するのか?これは、IB契約の証明です。あなたが取引するたびに、紹介者は報酬を得る。つまり、あなたの損失が、彼らの収益なのです。
勧誘手法の分析:SNS経由の心理的罠
この案件の最大の武器は、「信頼できる人からの紹介」という心理的トリガーです。
LINEで、「友だちの友だち」がメッセージを送ってきます。
「私もこのEAで月収200万円になったんだよ」「放置で楽に稼げて、毎日3時間だけ見ればOK」
そして、LINEグループに招待されます。
そこにいる「成功者」たちは、すべてサクラです。
彼らの口座は、実際には取引していない。画面は操作された仮想の利益表示。
「もうこの金額で出金したよ」「週末に旅行行きました」——すべて、あなたを誘うための演技。
訴求コピーの心理学
- 「月収100万円超えオーナー続出」→社会的証明(みんながやってる)
- 「副業・完全在宅・無店舗開業OK」→低ハードル感(誰でもできる)
- 「初心者でも勝てる」→無知層への狙い(知識がなくても大丈夫)
- 「AI×SNS×アフィリエイトの最先端スキル」→技術的権威(最新だから安全)
- 「今だけ」「枠が埋まる」→希少性と損失回避(逃すと損)
これらは、行動経済学の基本原則を悪用した、完璧な勧誘設計です。
さらに、権威への服従を誘うために、「元証券マン」「元FXトレーダー」などの肩書をつけて、虚偽の経歴を装います。
でも、その「元証券マン」は、金融庁登録の会社で働いたことすらありません。
この手の誘いは、「投資」ではなく「人間関係」で成り立っています。だから、「友達だからこそ信じた」という被害者が後を絶ちません。
リスク要因の整理:金融庁未登録・出金トラブル・紹介報酬構造
この案件のリスクは、単一の問題ではなく、三層構造で成り立っています。
1. 金融庁未登録:IS6FXの実態
この案件で使われる証券会社は、IS6FXです。
しかし、金融庁の公式ページ「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」には、IS6FXは一切登録されていません。
つまり、日本の法律の保護が一切ない業者です。
口座が閉鎖されても、返金請求の手段はありません。出金が拒否されても、法的措置は不可能。
かつては「is6com」として知られ、2020年以降、出金遅延の被害が多発していました。
今も、海外の無登録業者として、金融庁から警告対象とされています。
2. 出金トラブルの典型的手口
- 個人名義口座への送金:「税金」「証拠金」の名目で、個人の口座(山田太郎、佐藤花子など)に振り込ませる
- 追加入金の要求:「出金には50%の証拠金が必要」→異常な金額が次々に要求される
- 緊急性の演出:「今日中に振込ないと、今月の出金はできません」
- 架空の利益表示:口座画面には1,000万円の利益が出ているが、実際は取引されていない
- 連絡途絶:出金できないと気づいた瞬間、LINEが未読、電話が不通に
国民生活センターの報告によると、60代男性が800万円、70代男性が1,400万円を奪われた事例が複数あります。
すべて、「税金」という名目で、個人名義口座に振込させられています。
3. 紹介報酬構造:あなたが養分になる理由
この案件の本質は、「FX投資」ではなく「紹介ビジネス」です。
「IB契約」という仕組みが使われています。
IB=Introducing Broker(紹介ブローカー)は、あなたが取引するたびに、スプレッドの一部を報酬として受け取る仕組みです。
つまり、あなたの取引回数が多いほど、紹介者の収益は増える。
だから、彼らは「ナンピンマーチン型EA」を推奨します。
Phoenix V1のロジック
- 最大60ポジションのナンピン
- 1〜10ポジション:1〜7pipsの幅
- 11ポジション以降:11pipsの幅
- ロットは0.01〜0.59まで倍率増加
- 一度の逆行で、60ポジションすべてが損失を出す可能性
このEAは、利益を積み重ねるのではなく、損失を増幅させる仕組みです。
一度、金価格が100pips下がれば、証拠金は全額吹き飛ぶ。
でも、IB報酬は、すでに取引発生した時点で確定しています。あなたが破綻しても、紹介者は報酬を手にしている。
これが、利益相反の構造です。彼らの利益は、あなたが損失を出すことに依存しています。
被害防止のチェックポイント:参加前に絶対に確認すべき7項目
この案件に誘われたとき、この7項目をチェックすれば、99%詐欺だとわかります。



どうやって見分ければいいんですか?



この7項目のどれか1つでも該当すれば、即アウトです。
- 金融庁登録業者か?→金融庁HPで「IS6FX」を検索。登録されていなければ、即座に「詐欺」の可能性が高い。
- 個人名義口座への送金を要求されないか?→FX業者では絶対にありえない。これは詐欺の決定的証拠。
- 「絶対に儲かる」「100%勝てる」と断定的表現がないか?→金融商品取引法で明確に禁止されている。
- 紹介者名を記入するよう求められないか?→紹介報酬構造の証拠。あなたは「商品」ではなく「収益源」。
- 初期費用が60万円以上ないか?→「無料EA」と矛盾。これは高額プログラムの販売。
- LINEポケットマネーでの借入を指示されないか?→借金をしてまで投資させるのは、詐欺の典型。
- セミナーが20回以上必要とされるか?→投資で必要なのは「知識」ではなく、「資金」の押し付け。
この7項目のどれか1つでも該当すれば、即座に「断固拒否」してください。この手の案件は、「少しでも早く疑う」ことが最大の防衛策です。「もしかして、本当なのでは?」という、わずかな希望が、人生を破壊します。
まとめ・総合評価:参加を検討する価値はゼロ
この案件の本質を一言で言えば:
「あなたは、AIやFXの投資家ではない。紹介者の報酬を生む、取引量の鴨だ。」
株式会社PHOENIXは、存在しない会社。
浅見俊は、YTK株式会社の代表。
FX勧誘案件詐欺は、構造的に設計された養分システム。
リスクの深さを数値で示す
- 金融庁未登録の業者利用:★★★★★(完全な無保護)
- 個人名義口座への送金:★★★★★(詐欺の決定的証拠)
- ナンピンマーチンEAの破綻リスク:★★★★★(一度の逆行で全損)
- 紹介報酬構造の利益相反:★★★★☆(あなたの損失=彼らの利益)
- 法的違法性(金融商品取引法違反):★★★★☆(勧誘行為自体が違法)
- 出金トラブルの発生率:★★★★★(95%以上が出金不可)
何かを始める前に、最も重要なのは「やめる勇気」です。
この案件に参加すれば、あなたの人生は変わりません。
変わります。
でも、それは——
貯金残高、ゼロ円。
借金、50万円。
家族との信頼、崩壊。
心の平静、失う。
どうして、こんなリスクを取る必要があるのですか?
この世には、確実に稼げる副業が、たくさんあります。
AIでコンテンツを作り、ブログで収益化する。動画で価値を発信する。コツコツ積み上げれば、1年後には月20万円、3年後には100万円が自然に生まれます。
でも、この案件に手を出すと、あなたは「成長」ではなく「破壊」を選びます。
だから、私は断言します。
株式会社PHOENIX、浅見俊、FX勧誘案件詐欺——完全スルーが、唯一の正解。
あなたがもし、すでに参加しているなら——
即座に追加入金を停止してください。
出金できる範囲で、少しずつ引き出してください。
LINEの履歴、振込明細、契約書をすべてスクリーンショットで保存してください。
そして、今すぐ「消費者ホットライン 188」に電話してください。
もしこの記事を読んで、「あ、私もこの話、受けたな…」と感じたなら——
あなたは、まだ間に合います。
ここが、人生の分かれ道です。
参考になったら嬉しいです。











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