
貯金残高、943円。
税務署からの督促状が3通。
母親からの着信、47件。
あの時、私は何をしていたか。
「復活のための最短ルート」を探していました。
今日は、副業で挫折する人に共通する「ある行動パターン」について話します。
結論から言います。
探し続けている限り、永遠にたどり着けません。
副業で挫折する人は、30分の近道を探して、3時間を失う
- 「もっと効率的な方法があるはず」
- 「まだ知らない裏技があるはず」
- 「このツールを使えば一発逆転できるはず」
心当たり、ありませんか?
私はあります。
月収1000万から転落した直後、毎日これをやっていました。
- 副業系YouTubeを1日3時間見る
- 情報商材のレビュー記事を読み漁る
- 「〇〇 稼げる」で検索し続ける
- 成功者のTwitterを追いかける
3ヶ月、続けました。
結果、1円も稼げませんでした。
当たり前です。
探している間、何も作っていなかったんです。
ビュリダンのロバは、なぜ餓死したか

14世紀に「ビュリダンのロバ」という話があります。
完全に理性的なロバが、二つの干し草の俵の真ん中に立っている。
どちらも同じ。
どちらを選ぶか決められない。
結果、餓死する。
哲学者たちは「自由意志の問題だ」と議論してきました。
でも、私は違うと思うんです。
ロバが死んだのは、選べなかったからじゃない。
「最適な選択」を探し続けたからです。
- 両方を同時に食べる方法。
- 完璧な角度。
- 最も効率的な食べ方。
それを探している間に、目の前の干し草を食べなかった。
副業で挫折する人と、完全に同じ構造です。
「もっと良い方法がるかもしれない。」という麻薬
なぜ、探し続けてしまうのか。
ちなみに、心理学に「認知的不協和」という概念があります。
人は、自分の行動を正当化したがる。
「まだ成果が出ていないのは、正しい方法を見つけていないからだ」
こう思えば、楽なんです。
自分の努力不足じゃない。
方法が間違っていただけ。
だから、もっと良い方法を探せばいい。
これ、麻薬です。
探している限り、失敗しません😅
だって、まだ何も始めていないから。
「正しい方法さえ見つければ、自分は成功できたはずだ」
この幻想を、守り続けることができます。
とくに副業や投資の世界では、
「何もやらなければノーリスク」なんですね😅
でも、本当にノーリスクでしょうか? 時間は、確実に過ぎています。
「いつか始めよう」 「準備ができたら始めよう」 そう思っている間に、1年。 気づいたら、3年。
カズオこれ、カフカが100年前に書いた話と同じなんです。
カフカの「開いているドア」


カフカの『審判』に、こんな話があります。
田舎から来た男が、「法」の扉の前に立っている。
門番がいる。
男は許可を待ち続ける。
何年も。
何十年も。
そして死ぬ直前、門番が言うんです。
「この扉は、お前だけのために用意されていた」
「お前はいつでも入れた」
ドアは、最初から開いていた。
男が勝手に「許可が必要だ」と思い込んでいただけ。
副業も同じです。
- 「正しい方法を見つけてから」
- 「もっと準備してから」
- 「資金が貯まってから」
ドアは開いています。
あなたが、勝手に閉まっていると思っているだけです。
ドアは開いています。 あなたが、勝手に閉まっていると思っているだけです。
でも、始めた人も挫折する
「よし、じゃあ始めよう」 そう思った人もいるはずです。
でも、ここで終わりじゃないんですよね。
始めた人の中にも、成功する人と挫折する人がいます。 その差は何か?
継続です。
始めることはできた。
でも、3ヶ月で辞めた。 半年で諦めた。
「やっぱり自分には向いていない」
こうなる人が、めちゃくちゃ多い。
じゃあ、どうすれば継続できるのか。 実は、2000年前にその答えを出した男がいます。
ファビウス将軍が教えてくれたこと
ローマの将軍ファビウス・マクシムスを知っていますか?
彼は、最強の敵ハンニバルと戦いました。
でも、直接対決を避け続けた。
周囲は嘲笑しました。
「遅延者」と呼んで馬鹿にした。
他の将軍は「決戦で一気に勝つ」という近道を選びました。
結果、全員負けました。
ファビウスだけが違った。
地味な仕事を、何年も続けた。
- 敵の補給線を断つ
- 継続して挑戦を繰り返す。
- 小さな勝利を積み重ねる
- 派手な成果は出さない
- でも、負けない
結局、ローマは生き残りました。
ハンニバルは撤退した。
歴史は、ファビウスを「戦略の天才」と呼びます。
でも私は思うんです。
彼の天才性は、戦略じゃない。
「近道がない」と知っていたことです。
結局、ローマは生き残りました。
ハンニバルは撤退した。
歴史は、ファビウスを「戦略の天才」と呼びます。
でも私は思うんです。
彼の天才性は、戦略じゃない。
「近道がない」と知っていたことです。
最短ルートの正体
ここまで読んで、気づきましたか?
最短ルートの正体。
それは、「試し続けること」です。
勘違いしないでください。
「1つに絞れ」という話じゃないんです。
ノウハウを集めることは、悪くない。
ツールを試すことも、悪くない。
問題は、「探すだけで、何も試さない」ことです。
| 挫折する人 | 成功する人 |
|---|---|
| 探し続けて、何も試さない | 見つけたら、すぐ試す |
| 1個ダメで「自分には向いてない」 | 1個ダメでも「次を試す」 |
| 完璧な方法を待つ | 不完全でも動く |
| 3ヶ月で全部やめる | ダメなものを捨てて、次を試す |
| 「これじゃなかった」で終わる | 「これじゃなかった」から始まる |
1個ダメでもいい。
2個ダメでもいい。
試し続けることを、継続する。
これが最短ルートです。
私が貯金943円から復活できたのも、これです。
ブログがダメだった。
でも、やめなかった。
YouTubeを試した。
最初の動画、再生回数17回。
でも、やめなかった。
続けた。
1年後、生活できるようになっていました。
ファビウスと同じです。
1回の決戦で勝とうとしなかった。
小さな戦いを、何年も続けた。
「試し続けることを継続する」
これが、最短ルートの正体です。
継続だけが、あなたを変える
継続していると、スキルが上がります。
当たり前ですよね。
でも、それだけじゃない。
「自分はやれる」という感覚が生まれます。
これが一番デカい。
1ヶ月続けた自分。
3ヶ月続けた自分。
半年続けた自分。
その「続けた事実」が、自信になります。
探し続けている人は、この感覚を永遠に味わえません。
だって、何も続けていないから。
あなたへの質問
最後に、聞かせてください。
あなたは今、何を探していますか?
「もっと良い方法」を探していませんか?
「正しいタイミング」を待っていませんか?
ドアは開いています。
ずっと開いていました。
あなたを止めているのは、「もっと良い方法があるはず」という信念だけです。
まとめ
- 30分の近道を探して、3時間を失うのが挫折パターン
- ビュリダンのロバは「最適解」を探して餓死した
- カフカの男は「許可」を待って一生を終えた
- ファビウスは「近道がない」と知っていたから勝った
- 最短ルートの正体は「試し続けることを継続する」
- 1個ダメでも2個ダメでもいい、続けることが大事
私は月収1000万から転落して、貯金943円になりました。
そこから復活できたのは、探すのをやめて、試し続けたからです。
あなたも、できます。
今日、1つ試してください。
ダメでも、次を試してください。
それを続けてください👍
必ず成果が出せるはずです!
これは、マジなんです。
前回も少し触れましたが このように成果を出す人も増えている↓


コンテンツクリエイター実践してますか? もしもまだなら是非試してください👍
↓↓↓












コメント